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【映画】どもありがっと みすたー ロボジー♪

ロボジー、見ましたよ~ いや、もう、矢口節全開で、もう、最後は涙で土石流状態・・・

え?悲しい映画なのかって?いやいや・・・

あはれなる事など人の言ひ出で、うち泣きなどするに、
「げにいとあはれなり」など聞きながら、涙のつと出で来ぬ、いとはしたなし。
泣き顔つくり、気色ことになせど、いとかひなし。
めでたき事を見聞くには、まづただ出で来にぞ出で来る。

ですよ~

好みの問題かもしれませんが、矢口映画って、(最初に出てくる)どんな小さな場面も後の伏線になっていて、そうそう!って感じになるんですよね。予定調和!(いや、ちょっと違うか・・・)
その予定調和の伏線映画の最高傑作は【ブルース・ブラザーズ】かと・・・いや、話がそれました。

最初、主人公の鈴木さん(五十嵐信次郎=ミッキー・カーチス)、しょぼいんだよね。しょぼいおじいさん。で、家族の中での、あるいは孫の前での自分の存在をもう少しなんとかしたいって思って、バイトを探し始める・・・それが、そう、ロボット関係!
でも、ロボットを開発した(と言うことになる)会社のスタッフもしょぼい・・・しょぼいというか、なんというか、もう・・・
なのに、なのに、そのロボット、「ニュー潮風」が大人気となり、 鈴木さんもスタッフ三人も大忙し。あちらのイベント、こちらの会場へと、神出鬼没!(まさに、神出鬼没なんですよ~)

さて、そのニュー潮風に助けられ、ロボットに恋した葉子(吉高由里子)は、ロボットを追いかけ、さらには開発スタッフを大学に招いて講演を依頼するなど・・・
もう、ロボットラブ?

しかし、そんな幸せ(?)はいつまでも続かない・・・

繰り返すようですが、矢口映画、ちょっとしたカットも、ちゃーんと活かされてて、あは~ん!って来るんですよ。もちろん、見落としたから謎が分からない、なんてことはないですが、「そうそう!」とか、「そうだったね~」とか、あるいは「そう来たか!」ってな感じ。
当たり前ですが、映画ってのをよく分かっていて・・・そして、映画ってものが大好きで作ってるんだな、ってのが伝わってきます。


映画『ロボジー』公式サイト

ブルースブラザーズと言えば、豪華な“登場(演奏だけ、では無い)”ミュージシャン人も有名になりましたが、ロボジーも、そこはそれ!

  • サウンドトラック:ミッキー吉野
  • 主題歌:五十嵐信次郎とシルバー人材センター「MR.ROBOTO」

いやいや、五十嵐真二郎(=ミッキー・カーチス!)と、シルバー人材センターって・・・(笑)

それから、私事(いや、違う・・・)、ほぼすべてが北九州ロケって言うのも、北九育ちの僕としては嬉しいです!!!

    「日常を面白がって」 西日本工大でトークショー 全面北九州ロケ・映画「ロボジー」矢口監督ら / 西日本新聞
    矢口監督は「定年退職後にパートに出た父親が、社会とのつながりを求めていると感じたのが今作のヒント。アイデアは日常に転がっている。何でも面白がって記憶してほしい」と学生にアドバイス。 …


    田畑智子も、竹中直人も、田辺誠一も、そして菅原大吉も・・・矢口組、集合!ですね~


    ちなみに、「はしたなきもの」(最初の引用)は、枕草子、第百二十七段 です。

    ちょっとかわいい清少納言の漫画入りサイト・・・

    高校古文こういう話: はしたなきもの
    枕草子、第百二十七段 …

    悲しいことなどを人が話し出して、ふと泣いたりするのに、まことにたいそう可哀相だと思って聞いていながらも、涙がすぐに出てこないのは、ひどくきまりが 悪い。泣き顔をつくり、悲しそうな顔つきをしてみても、全くかいがない。それとは反対にすばらしいことを見たり聞いたりして、真っ先に涙がやたらに出てく るのも困ったものだ。

    はい、困ったものですが、僕もそうなんですよ~

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