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花をさかそうよ

沖縄に行ってきましたよ。みんな、いいですね~なんて言うけど、沖縄でも12月は12月。結構寒かったのですよ。

沖縄に行くと、必ず一度や二度は耳にする歌が、喜納 昌吉の「花」。あまりに有名で、東南アジアなどの国では、その国の(歌詞の付いた)「花」があって、皆、自分の国の歌だと思ってる、というくらい有名・・・

なのですが、僕にとっての「花」は、喜納昌吉の歌うものではなくて、これでした。(いや、今でも、これです)

歌うは七色のボイスの持ち主のおおたか静流、モデルは(おおたか静流と勘違いしている人も多いですが)IZUMIさんです。どちらも、当時の僕に圧倒的なインパクトを与えてくれました。

おおたか静流をご存じない方もいらっしゃるでしょうが、最近の有名どころでは、NHK「日本語であそぼ」の「でんでらりゅうば」や「ぴっとんへべへべ」の人と言えば・・・え?やっぱり知らない?

ぴっとんへべへべは、“なんとなく外国語のように聞こえる音を並べて、何か意味があるように聞こえるように作った“歌だそうで・・・こう言うの、大好きなんですよね。
(ちなみに、”ちんぷんかんぷん”というのは、 中国語の音の響きのオノマトベで、こう聞こえるんだけど意味が分からない、という・・・)

天から降りてくる七色の声、魂を揺する七色の声、と言われるおおたかさんですが、子どもの頃は、「誰にも聞かせない」歌を歌うのが好きで(人前で歌うことができず)、さらに「趣味と仕事は別」という考えから歌うこと(を職業とすること)を取りやめ、心と体のバランスを崩してしまう、と言うこともあったそうです。
しかし、10代の終わりに、「歌に帰ろう!」という神の声を聞いたとも言える決心で自ら閉ざしていた(声での)「表現の扉」を再び開け、そして今の彼女があるというわけです。

詳しくは

をどうぞ。

神の声を聞いて、表現する道を選んでからの彼女の生き方は、本文中に詳しいので(当たり前か)、少し引用させていただくと・・・

いったん「表現の扉」を開くと、(中略)鉄砲水のように飛び出していく何かがあった。(中略)水滴の一粒ひとつぶが、私には愛おしく思えた。
地上に降り注いだ雨は、やがて水滴となり、その後蒸発して再び空まで上り、またいずれ地上に降り注ぐ慈雨となるだろう。それと同じで、私の歌もまた誰かの心に降り注いでいくのかもしれない。この世に無駄はないのだ(中略)。つまり寄り道も、迷いも何かをつかむのに必要な時間であることをこの時悟った。

「花」の歌誌は、
「川は流れてどこどこ行くの」 に続いて 「人も流れてどこどこ行くの」 そして、「いつの日かいつの日か花をさかそうよ」と あります。たくさんの人がカバーした歌ですが、おおたか静流には、この歌詞に特別な思い入れがあったような気がしてなりません。

ところで、この「表現する仕事がしたい!」ですが、実はそうそうたるメンバーが「表現する仕事」について語っています。荻上直子(映画監督 かもめ食堂)、安田真奈(映画監督 幸福のスイッチ)、村治佳織(ギタリスト)、茂山童司(狂言師 プレ基礎のカウドウジ)、安野モヨコ(漫画家 シュガシュガルーン)などなど・・・

個人的には、安野モヨコの文が最も面白かったです。(文と言うより、経験が、ですね、多分)

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p style=”text-align: center;”>だから何かを表現する際に経験が足りないと実感したときは、旅をすると良い
(おおたか静流)

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