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こんなシロップがアルケッチャーノ!

事の起こりは(と言うほど、大げさな話ではありません)、大好きなバンド、上々颱風のブログでした。

白崎映美がナレーションに挑戦!

上々のボーカルの一人、白崎映美さんが出身地の山形の番組のナレーションを、というのを見ただけで、内容も良く確認しないまま、2時寝だったにもかかわらず6時には起きて、テレビをつけました(録画すれば良かったと言えば良かったのですが…)

「学びEye !  奇跡のしずく~絶品!メープルシロップ」

ふーん…メープルシロップね~カナダにいたせいもあり、メープルシロップを作る工程を見学したこともあったので、興味はあったものの、日本で?という感じでした。
が!これが、素晴らしい番組でした。思わずメモを取りながら見てましたが、採取する栗田和則さんの、自然への、命への敬意が伝わってくる気がしました。

<code>
栗田和則さん </code>

検索してみると、(上の写真もそうですが)まさにその通り!と言うブログがあったので、リンクさせていただきますが・・・

世界一の産生量、圧倒的なシェアを誇る(、そして僕が見学した)カナダのメープルシロップは、サトウカエデから採取した樹液を煮詰めていくのですが、この、山形県金山町の「楓の雫」は、イタヤカエデから採取します。このイタヤカエデからの樹液は、2月から3月の10日ほどにしか取れないのだそうです。昔から、この時期に樹液が出ることが知られていて、「二月の泣きイタヤ」として、樹液を砂糖代わりに使っていたとのこと。

「樹が凍ってしまわないように、自分で液を作り出す。その命のために蓄えた物の一部を頂き物として分けてもらうんだ」と、栗田さんは番組の中で言われていました。乱獲を防ぐためにも、樹には一カ所しか穴を空けない。そして、その10日ほどの間に、一本からほんの20リットルほど樹液を採取するのだそうです。その20リットルから、薪の火でゆっくり煮詰めていくと、600ccほど取れる、それが、「楓の雫」というシロップです。

イタヤカエデの育つ山に敬意をもち――この地方には、たしか杣入り(そまいり)と言って、長男が10才になると木彫りの人形を山に奉納する儀式が今でも執り行われているそうです――雪崩や滑落の危険もある雪山の斜面を30分ほどかけて登り、一本一本のイタヤカエデを大切に見守り、その一本一本からゆっくりゆっくりと出てくる樹液を分けてもらい、そしてゆっくりゆっくりと煮詰めて、ようやく手にすることができるスロー素材。スローフードなんて言葉は番組には出てきませんでしたが、島村菜津さんのこと(本)などを思い出しながら見入っていました。

 

スローフードな人生!―イタリアの食卓から始まる
スローフードな人生!―イタリアの食卓から始まる 島村 菜津

 

最近は、このスローフードも含めて農作物などを、その生産しているところから体験するツアーがありますが、イタヤカエデも、樹液採取ツアーがあるそうです。でも、栗田さんは、どれがイタヤカエデの樹かを教えてくれない。そして、一本に一カ所だけしか穴を空けないことを約束して、皆を山に連れて行きます。ツアーの参加者は、一生懸命樹を見て、イタヤカエデを探し、丁寧に穴を空け、(外れる人もいますが)ゆっくりと樹液が出てくる様に感動していました。

 

さて、タイトルのアルケッチャーノって言うのは、イタリア語のような山形の言葉で、『あったじゃないか!』という意味です。もちろん、白崎映美さんは、山形のアクセントで発音してくれていましたが、山形でスローフード、イタリアン、そしてアルケッチャーノというと、もう知る人ぞ知る、そして知らない人はいない(?)、

 

 

奥田シェフが庄内自慢の旬鮮素材を使ったイタリアンを出すことで有名な、アル・ケッチャーノです!(残念ながら、まだ行ったこと無いですが…休みの日なんかだと、一ヶ月前でも予約が入らない、とか…)

 

奥田政行シェフ、有名も有名で、この番組ではその栗田さんのメープルシロップ「楓の雫」を使った料理を出してくれていました。

甘エビをシロップで味付けした物(を魚の上に乗せていた)から、キムチとキャベツを和えた物の上に、鳥のロースト、それがシロップのソース(だったかな?)で、ほんのりとした甘さとキムチの辛さが絶妙なのだそうです。

・・・芸能人の食べ物紀行バラエティみたいな番組になってなくて良かった・・・

この辺から料理に見入っていて、メモがおろそかになっていて、他にどんな食べ物があったか忘れましたが・・・

 

いつか、採取ツアーに参加して、自分の手で樹液を取ってみたいですね。みなさん、そのまま飲んでましたもの。そして、アルケッチャーノにも足を伸ばさなきゃ!です。
アルケッチャーノは、実は、ウルケッチャーノってのもあるので、注文すると”トドクッチャーノ”ではあるのですが、できるだけ、地産地消、フードマイレージを少なくいただきたいものですね。

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