Josh Ryan. Photo by ewwhite
こんな本を読みました。
SonyのReader用に買ったので電子書籍で、だんだん増えてきた佐藤正午作品の電子書籍版と言うことで買いました。説明も読まずに(笑)
今気づきましたが、Amazonだと、既にKindle版もありました。
side B (小学館文庫)
これ、競輪の話なんですね。よく思い出すと(へんな表現)・・・
佐藤正午のデビュー作、「永遠の1/2」も競輪が絡んでくる話でした。これ、説明しにくいけど、晴れ渡った空の下で、もしかしたら、と思いつつ思いっきり空振りしたような・・・気持ちよい作品でした。(やっぱり、伝わらないか)
そして、抜群に文章がうまい。評判もそうだし、僕の好み。若いのに丸谷才一のよう、と評されて、 第7回(1983年) すばる文学賞受賞。(文章のうまさ”だけ”で選ばれたわけじゃないですよ)
なかなか伝わらないんだけど、この主人公の気持ち、よく分かる、というか、この主人公に自分をダブらせてみたくなるんですよね。
伝わらなくって、え〜?全然違うよ、って言われる(・・・当時言われたん)ですけどね。
「永遠の1/2」佐藤正午のあらすじと読書感想文
この作品の中での競輪の話は、ちっとも覚えてないのですが、佐藤正午がその辺りも思い出しつつ(触れつつ)、自分の競輪への思いを綴っているのが、この“side B”なので、なんとなく面白く読み終え、「う〜ん、一回くらい、競輪行ってみるかな?」なんて思ったりもしているのでした。
競輪と言えば、北九州が発祥の地らしくて、そう言えば、小倉には、比較的最近だけど、競輪ドーム(北九州メディアドーム)があって、ちょっとした親戚がここで結婚式を挙げたりしてるし・・・
北九州メディアドーム
高校は久留米だったのですが、近くに競輪場があって、選手達が高校の近く(の普通の道)を練習で走っていたり、そして試合がある日には、ジャン(は聞こえないけど)に続いて観客のどよめき、歓声、悲鳴、その他諸々が、遠雷の様に響いて聞こえてたものでした。
佐藤正午、最近はミステリータッチの作品を書いたりしてて、それも結構お気に入りなんですが、その中でお勧めは、
NHKでドラマやってる最中ですよ〜
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しかし、やっぱり、最も泣けるのは(北村薫作品のように泣ける)・・・
やっぱり、これだな。
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