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【本・映画】イミテーション・ゲームを熱く語る:熱かったり冷たかったりする

RIKEN AICS K Computer
RIKEN AICS K Computer Photo by Akimoto Daichi

先日の沖縄で、懇親会の隣の席に座った方が、「前回、”インターステラー”のことを熱く語っているのを聞いて、見に行ってきましたよ。面白かったですね!」と言ってくださって…

あら〜僕なんかの映画の話を聞いて(読んで???)くれてる人もいるんだ、と思いまして、引き続き、見たばっかりの、イミテーション・ゲームの話をしてきました。

<公式>映画『イミテーション・ゲーム / エニグマと天才数学者の秘密』オフィシャルサイト|大ヒット上映中

いや、これまたおもしろかった!!!
(のですが、いい加減、ホニャララ ○○となんとかのかんとか ってタイトルやめませんかね、映画会社)

主人公のチューリングは、ご存じの人はよくご存じの、チューリングマシンと呼ばれる、(ソフトウェアに相当するものを設定して)データを入れると結果が出る、と言う今のコンピューターの基本的な考え方を提唱というか着想というか、した人です。

アラン・チューリング – Wikipedia

この本読んで、予備知識詰め込んでみました。

映画は、実話に基づいていて、ドイツ軍の解読不可能と名高いエニグマという暗号を、”計算機”を作って解析する、と言うまったく新しい方法で解読した話…と、その前後譚ということになりますが…

エニグマは、毎晩0時にリセットされてしまう暗号で、これが解読できないがために、爆撃やユーボートによる攻撃で、連合国(英国)は大きな犠牲を強いられていたわけです。

チューリングは、数学やクロスワードパズルが得意なメンバーを募って、お互い反目し合ったり、協力し合ったりしながら、とうとう解読に成功します!(ネタバレと言うより、事実ですので…)

ふとしたヒントから解読に成功する場面…ここは、見ていて、息をのむというか、感動しまくる場面なのですが、解読できた次の瞬間には、別の大きな苦悩がチューリングらに訪れます。

危険にさらされている船などが軒並み回避したらどうなる?エニグマが解読された、とナチスドイツにばれて、解読の苦労が水の泡=また、多くの人々が危険にさらされることになる!

では、どうしたらいいのか???

チューリングをご存じでしたら、チューリングテストというのもご存じの方が多いと思います。

チューリング・テスト – Wikipedia

チューリングテスト (英: Turing test) とは、アラン・チューリングによって考案された、ある機械が知的かどうか(人工知能であるかどうか)を判定するためのテスト。

すごく平たく言うと、機械(コンピューター)が、機械なのか人なのかを判定するテスト、という感じでしょう。

エニグマを解読したチューリングたちは、たとえて言うと、人として目の前の危険にさらされている人を助けるべきなのか、機械として(というか、数学・統計的に)何を救い何を見捨てることで、より大きなものを救うことができるのかを判断する、というテストにさらされることになります。

さらには、解読のために必要な数学の得意な女性ジョーン・クラークに結婚を申し込んだのは、彼女を好きだったからか?それとも彼女が必要だっただけなのか?

そんな、こんな、熱い人間なのか、冷たい機械なのかのチューリングテスト。

映画の中ではさらっと描かれ、かつ、重要なキーともなる、彼が同性愛者であったことも、いや、そのことが、彼の人間らしさのテストにも大きな影響を及ぼします…

そして、彼の、あるいはメンバーの苦悩や解読成功の喜びも、もっと大きなレベルの陰謀に、もみ消されるというか、ひねり潰されるというか…

解読成功の感動の場面以後は、すごーく冷たい風が心の中を吹き抜けるような展開になります…

それを含めて、すごくいい映画でした。

われ汝の行為おこないを知る、なんじは冷ややかにもあらず、熱きにもあらず、我はむしろ汝が冷ややかならんか、熱からんかを願う。

そういう意味では、熱い人間だったんですよね、チューリングも。

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