原題は”Living proof”。”（～の）いい見本”という意味ですが、僕には英語の感覚がピンとこない感じもするかな。邦題「希望のちから」は、ベタだけど、内容に合っているとは思うんだけど・・・
と言うわけで、通信販売レンタル(レンタルだから販売じゃないけど、予約したら送ってくる仕組みのものです)で、「希望のちから」見ました。なにかの本かサイトで、この実話に基づいたドラマの話を読んだもので、見るのにちょっと力が入ってました。
実話・・・そう、これは、薬理・薬学というか創薬というか、科学的根拠に基づく創薬、そして抗体医薬の話で必ず出てくる、乳がんに対する新しいコンセプトの治療薬ハーセプチン（Herceptin）を開発したUCLAのスレイモン博士の、研究から治験、治療開始に至るまでを描いたドラマです。
ハーセプチンは、最初にFDA(米国の薬品を認可する、厚労省的な組織)が認可した抗体医薬で、その点でも最も有名な分子標的薬の一つですね。FDAが認可したのが1998年・・・この年は、トロントにいて、ボスの奥さんが、それこそ乳がんで亡くなった年で、ドラマに登場する乳がん患者の一人になり得たのかも、と、当時を思い出したりしながら見てました。
ハーセプチンは、最初にFDA(米国の薬品を認可する、厚労省的な組織)が認可した抗体医薬で、その点でも最も有名な分子標的薬の一つですね。FDAが認可したのが1998年・・・この年は、トロントにいて、ボスの奥さんが、それこそ乳がんで亡くなった年で、ドラマに登場する乳がん患者の一人になり得たのかも、と、当時を思い出したりしながら見てました。
Herceptinは、これです。
一部の乳がんは、Her2と言う分子の刺激に依存して増える。ということは、そのHer2の刺激を止めれば、他の細胞には影響せずに乳がんの増殖を止めることができるはず。
この、それまでの抗がん剤とは異なる考え方に基づいて研究を進めるスレイモン博士。Genentech（・・・毎年一度学会で会って、「オー！元気？後で話そうぜ！」と言って、その後話すことはまれ…という仲良しがいますね ）は、経営・経済上の問題から助成を切ろうとする。
この、それまでの抗がん剤とは異なる考え方に基づいて研究を進めるスレイモン博士。Genentech（・・・毎年一度学会で会って、「オー！元気？後で話そうぜ！」と言って、その後話すことはまれ…という仲良しがいますね ）は、経営・経済上の問題から助成を切ろうとする。
ちょっと出来過ぎでは？という気もする展開から､レブロンが巨額の研究資金を申し出ることになるも、臨床試験に進むためのハードルは高く…と、ちょっとしたメロドラマ…というか、シドニー・シェルダン的展開を乗り越えて、最後に…
スレイモン博士は、ドラマの中で良くランニングをしていますが、それが伏線となって、最後の感動のスタジアムでのランニング…ゴール場面へとつながります。もっとも、感動のゴールに至るまでには、効果がなく（効果が得られる前に）亡くなる患者もいれば、厳格な治験を行うために、治療対照としての資格を満たしてない人を治療リストから外さなくてはいけない・・・効くかもしれないのに、次の治療がない、ということを宣告しないといけない・・・という高くつらいハードルも越えないといけません・・・
いかにもテレビって感じの作りで、映画としてみると、ちょっと薄っぺらに見えちゃうんですが(話が、では無くて、ドラマの構成が)、脚色はあるにしても、実話として考えると、(ゴールに至るまでが)大変だな～って…
え？それが、医師とか研究者としての、“いい見本”なのかな？？？
そうそう、最初キャスト(というか、主演)を見たとき、”ん？ジャズ…？？？“と思ったのですが、確かに、ジャズ・ピアニストのハリー・コニック・Jrが主演でした。調べてみると、メンフィスベルとかインデペンデンス・デイにも出てるんですね。当然と言えば当然、音楽(の一部？)もハリーが担当していて、音楽の方の発売元のSonyは・・・
Sony has announced it will give a contribution to breast cancer charities, for each download of “Song for the Hopeful” (Theme from “Living Proof”) from iTunes,?where it was released on October 7, 2008.
ということで、宿敵の？Appleからダウンロードされるごとに、乳がんに関するチャリティーに寄附する、という太っ腹というか、なんというか…
あ、それから、DVDの、本編とか字幕とかを選択するところのカーソルがピンクリボンになっていたのが印象的でした。
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そんなドラマがあるのですね。大学時代からの大事な友達が今、乳がんで厳しい状況で、乳がんという言葉につい反応してしまいます…。病気にならない薬ができたらいいのに。
すみません、ちょっとズレたコメントでした。
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病気にならない、というのは難しいけど…こんな人々のちからで、少しでもいい薬が世に出れば、と思いますね。
乳がん、回りでも多い気がします。いろんな理由があるんでしょうけどね。
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とても魅力的な記事でした！！
また遊びに来ます！！
ありがとうございます。。
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お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
また、いらしてくださいね～