photo credit: Giuseppe Moscato via photopin cc
いやいやいやいや・・・思ってたのと全然違う映画でした!
50年の時を越えて、手紙、真実の愛、とくれば、これは、「愛の手紙」(しつこくてすみません)しかないでしょ?
で、これを現代に、と言うならこれかよ?
とか思って見始めたんですが、どうしてどうして、すっご〜〜〜く今風によくできた、笑いあり、笑いあり、笑いあり、笑いあり、ベタあり、ベタあり、涙あり、の素敵な映画でしたよ。
ジュリエットからの手紙 | Movie Walker
から?へ?
原題は、ジュリエットへの手紙、なんですが、邦題はジュリエットからの手紙。検索する時に間違えちゃうんですが、これは・・・邦題の方が、いい感じですね、ラストを見ると、そう思う。
ヴェローナ(言うまでも無く、ロミオとジュリエットの舞台)での、ジュリエット“への”手紙の出会いから、50年前の真実の愛(と、本人が自分に言い聞かせる)を探す旅に出るアマンダ・セイフライド(セイフリッド?)。彼女が最後に出会えた、彼女の真実の愛とは?
って、ベタな解説(というか、ラストが見て取れる)ですが、そう、ストーリーは単純で、ラストも、普通こうなるよな〜ってなものです。が、が、が!味付けがいいんですよ、実に!
アマンダちゃんも(主人公ソフィー)、クレアさんも(50年前に、ジュリエット宛の手紙を書き、今、クエストの旅に出るおばあちゃん)、その孫のチャーリー(・・・えっと、ネタばれるすので、やめときましょ)も、実にいい演技。ベタな演技です。が、表情を見るだけで、どう展開するかがす〜ぐわかる、いい演技です。
なんていうかね、何度か映画の中で言われているとおり、“遅すぎることは無い”んですよ、何事も。真実の愛なら、遅すぎることは無い・・・うわぁ〜〜〜〜!!!ベタすぎる(笑)
でも、確かに、変わらない事ってありますよね。
でも、もちろん、変わることもある。ソフィーも、チャーリーも、考え方は大きく異なるものの、二人とも、“今”風の考え方。50年前の話を、ロマンと思うか、過去と思うか・・・
その手紙を書いたクレアも、考えが揺れる。その揺れが、表情に表れる。あのときは・・・でも、今は・・・もしかして・・・
ラストのところで(クレアによって)語られる この映画のキーワードの1つが、”What if?”
もし、○○していたら・・・、もし、○○だったら・・・
英語の文法で言えば、仮定法過去と思われがちな、このWhat if?ですが、そう、“遅すぎることはない”というのも、この映画のキーワード。今、もう一度、つかむことも出来るのです。勇気を出しさえすれば。
いや〜 書いてて恥ずかしくなるくらい、ベタなんですが、直球も150キロくらい出せば十分な球威がありますよね?
それと、(別に英語で聞かなくても大丈夫なんですが)シェークスピアに気を遣ったわけでもないでしょうが、素敵なフレーズがいくつも出て来ます。なんというか・・・ポジティブベタさに、手を叩いて賛同して、大笑いしてしまうような、フレーズ・・・これも、ベタないい映画ならではですよ〜
この夏、ヴェローナに行ってきま〜す!(予定)
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