「嘆きの天使」という映画があります。ディートリッヒの、そう、有名な奴です。
淀川名画撰集 – 嘆きの天使
どんな映画かというと・・・
ローラ、ローラという悪い女がいるんですね。
それが大学の教授を誘惑して、さんざん、さんざんいじめる話なんですね。
いや、そこはいいんですけど、映画の最初で、教卓の上にある本、これがちょっと(机に対して)斜めにおいてあったのを、この教授が、さっと机の角にそろえる場面があるんですよ。
これを、斉藤茂太さんが、「これは、~~(忘れた)という性格で、こういう人は、(この映画のように)まじめであればあるほど、一気に堕ちていくタイプなんですよ」と言っていました・・・
なるほど~
で、斜塔で有名なピサ・・・みんな行ったらしいし、結構近い(電車の速いので、40分ほど)ことが分かったので、行ってみることにしました。
会場からほど近い、フィレンツェ・サンタマリア・ノヴェッラ駅でキップを・・・自動販売機で買うのですが、並んでいると・・・タッチパネルの精度が悪くて(というか、画面の位置が低くて、上から見下ろすと、押さえた場所がずれている)うまく押せない人、続出。
僕の後ろのお姉さんは、予約していてその番号を入力してキップを手に入れる予定だったようですが、なかなか行列が進まなくて・・・順番を譲ってあげて・・・さらに、僕は、別の機械に並んで・・・とりあえず、キップをゲット。
これ、ピサ中央駅行きまでを選択して購入したのですが、出発時間を示す掲示板には、(別の時間のピサ中央駅行きと、)ピサ空港行きしかない!・・・別の方面だったらどうしよう、と悩みつつも、出発まであと一分くらい!
仕方が無いので、空港行きのプラットホームに行って、おっちゃんに尋ねると(キップを見せると)、「これでいいよ。でも、黄色い機械で、有効化して」とのこと。キップの右上にあるスタンプみたいな数字は、何時に何駅で有効化した、という・・・ま、改札みたいなものですね。と言うわけで、無事列車に飛び乗って、一路ピサに!
・・・有名な、ピサの斜塔ですが(有名と言うより、多くの人は、これしか知らないかも、ですが・・・)その傾きのためもあり、もちろん、観光客が多いせいもあって、入場(登塔?)は予約制となっていたので、その予約のキップを買って、2時間以上待ち時間があって・・・
で、その塔なんですが、確かに、傾いています(当たり前か)。
こんな感じ・・・(まじめに写真撮ると、ね)
で、みんなこんな感じの写真を撮ったりするわけですが・・・
オッサン、オッサン!あんたが背中で倒してるって!
とか・・・
しかし、塔と聖堂と全部を写真に撮ろうとすると、ワイドを使うことになるので・・・角度によっては・・・
と、なんか、反り返った塔になったり・・・
ちなみに、撮影情報は・・・モデル名: Nikon D200レンズ: VR 18-200mm F/3.5-5.6G焦点距離: 18mm
と、一番ワイド側で撮ってるわけで・・・(写真の端を見ると、ゆがんでいるのが分かると思います)
もっとも、塔の一番上の階は、傾き対策として少しずらして建設されていますので・・・ややこしい・・・
で、息切らせながら、ようやく昇って・・・上から見ると、こんな感じで、聖堂などが見えます。
塔は、高いと言えば高いのですが、それより、そう、傾いているので、階段のステップも当然傾いていて、それが歩きにくい・・・のが、ちょっと怖いです~
でも、堕ちないで良かった。あ、落ちないで、か・・・
落ちると言えば・・・斜塔の最上階の展望レベルにて・・・
わ~っ!早まるんじゃないっ!
・・・じゃなくて、床が斜めで歩きにくいので、ヒールの女性は、結構脱いで裸足で歩いてました・・・
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