さて、とうとう最終日に。いつも遊びに出ているのでは?という声も聞こえますが(聞こえませんっ!)、シエナへのバスツアーに出かけました。目的は、トスカーナのワイン試飲だったりもしますが・・・
前日に、駅前の“i”、ツーリストインフォで予約をしておいて、バスターミナル前に8:30に集合。日本人お二人(僕とは別で、日本語のガイドさんつき。←これは、ちょっと高い・・・)も含めて、はるばるアルゼンチンやオーストラリアなどからも来た、総勢40人くらいのツアーです。(はるばる、って、日本からの方が遠いのかもしれないけど・・・)
まずは、世界遺産、サン・ジミニャーノ(発音が覚えにくい・・・)
NHK世界遺産 | 世界遺産ライブラリー [サン・ジミニャーノ]
まあ、こっちを見ていただいた方が明らかにきれいなのですが、そこはそれ・・・
バスに乗って、今日一日の予定などをガイドさんが話しているうちに、大体1時間で、サン・ジミニャーノに到着です。
いや~ 美しい!(←賛辞ミニャーノ)
NHKのサイトにあるとおり、(その街を守るために)高い塔が立ち並んでいる街で、まずは、その説明を聞くために、展示館というかそう言うところに行きました。中世の農夫?の格好をした女性の方の説明によると・・・サン・ジミニャーノは、サフランなどで豊かだったため、敵(というか、領土争い)の襲撃に備えるために、高い塔を建てた。その後は、だんだん、その家の勢力や財力を示すために変わっていった、と言うことでした。
興味深いのは、建物の一階が、住み込みの?農夫たちが暮らしているスペースで、その上が、地主というかその家の持ち主が暮らすスペース。その上が塔になっているのですが、その中段に、つまり、持ち主が暮らすスペースの階には、外に張り出した、テラスのような小さな石の出っ張りがあります。それがなにかというと・・・暮らしている持ち主たちの、そう、トイレなのです。その出っ張ったところに出て、外というか、下に、そのまんま・・・
ふむ~
気を取り直して、瀟洒な街の様子をパチリ、パチリ。
道は狭く、路地と路地は、こんな感じでトンネル状につながっています。
ワインや、サラミやチーズを売っているお店が並んでいます。
街の中央には、システルナ(井戸)広場があり、雑貨や革製品や衣類を売る露店が建ち並んでいて、すごい賑わい。
集合時間まであと30分くらいとなったところで(この時点では、まだ余裕と思ったのですが)、市庁舎の方へ。ツアーのつらいところで、あまりゆっくりもできないので、その横にある、現在残っている中で最も高い塔 (54m) に登ることにしました。本当は、中にある美術館にも行きたかったのですが・・・塔に登るチケットを売るところで・・・観光客の老夫婦と、チケットを売るただ一人の女性とが・・・ずっと、世間話をしている・・・わけじゃないのですが、なにか道を尋ねているようで、こんなところで聞かなくても・・・で、10分くらい待たされてしまった!残り、20分!
軽く登れると思ったのですが、これが、また、すごい狭い階段で、高さこそそこまでないのに、大変・・・ようやく着いた、てっぺんの鐘楼からの景色!
いや~ 美しい!(←賛辞ミニャーノ)
しかし、これで、下に降りて集合場所まであと5分くらい。普通に行けば余裕で間に合うのですが、次の場所までが長いので、トイレに行っておきたい。しかし、塔の横のトイレはすごく並んでいる!!!
しまった!さっき、塔の上の出っ張ったところで・・・
仕方が無いので、集合場所近くのバールに行って、水を1本買って、トイレを使わせてもらうことに。指さされた方向に走っていって、扉を・・・開かない!誰か使ってる?
と、おもむろにおっちゃんが鍵を持ってきてくれたのでした。そう、この手のお店は、鍵を借りて使う場合が多いのでした。
「外国では、お店のトイレを借りるとき、鍵を借りて使うことが多い」 はい、これ、テストに出ますよ~
思い出すのは、一昨年だったかのフロリダ。水陸両用車のツアーに申し込んで、出発までの間に、「そうだ、今のうちに済ませておこう」とトイレに行ってみると、鍵がかかっている。ここで、テストに強い僕は即座に上記のことを思い出して、お店の人に、「鍵がかかってるんだけど・・・」というと、お店のお兄ちゃん、すごく怪訝な顔をして、「・・・そりゃ、誰かが入っているんだよ」と・・・
わ~!”こいつ、トイレに入って鍵をかけることも知らない原始人か?”とか思われてしまった~
・・・さて、無事にトイレも済ませて、30秒ほど遅れて、集合場所に到着。
はい、行くわよ~!と、トスカーナの名物、ひまわりを持ったガイドさん。
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