jasmin Photo by anastasia r
オマージュと言っていいのかどうかよくわかりませんが…
見ながら、これは…と思ってたら、後でググると、やはり皆そう感じてたようで…
ウディ・アレンの最新作、ブルージャスミンです。
虚栄と偽りのセレブ生活から転落、妹のところに身を寄せるジャスミンは、昔の暮らしが忘れられず、妹の暮らしもボーイフレンドも気に入らない。ようやく這い上がれる糸口とも言えるリッチな男性と知り合えたと思ったら…
と、こう来れば、これですよね、やはり。
贅沢な暮らしから転落、妹(夫婦)のところに転がり込む、妹の夫(男)から、その虚栄を剥ぎ取られ…
…最後には、狂気へと…
この、陰と陽と言うか、ジキルとハイドと言うか(違うか)を、ケイト・ブランシェットが見事に演じています。コワイ…
本当はジャネットと言う平凡な名前を嫌って、ジャスミンと名乗る。その場その場で、後ですぐバレるような嘘をつく。嘘と意識してないような嘘。この辺が…
欲望…の中の名セリフ。と言うより、ブランチ(白、ですね。Blanche。ビビアン・リーの初汚れ役!)の悲鳴とも言える叫び…
I’ve never lied in my heart!
…に通じるんですよね。
まあ、これだけ揃ってれば、批評家ならずとも、比べると言うか、なるほど、これは!と思いますよね。
それにしても、ジャスミン…いい暮らしをしている時には、夫の不正にも不実にも気づかないふりをしてて、いざ、そこから追い出されそうになると、(自分もほとんど同罪なのに)夫の不正を通報してしまう…いるよね、こんな女性人。
ヨーロッパに行ってから、ウディ・アレンは、また違う映画を作るようになりましたね。楽しいのもあるけど、マッチ・ポイントなんて、え?これがあのウディの?ってな感じで…
次回作はどんなものになりますかね?まだまだ元気なウディ・アレン、楽しみです。
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