朋あり遠方より来る、また楽しからずや
高校の同級生が尋ねてきてくれたので、彼のリクエストで、佐賀の伝統料理を食べに行ってきました。
お店は、あけぼの旅館。旅館と言うだけあって、旅館なんですが(ん?)、当日はインターハイか何かで高校生の団体が宿泊していたようで、二階が何とも賑やかで・・・何とも、元気が良さそうで、いい感じ。
この日は、九州北部豪雨の真っ最中で・・・佐賀市は道路の冠水が相次ぎ、彼は駅前からお店にたどり着くのが大変だったようです。が、それはそれとして・・・
まずは、待合。ちょっとシックな感じのテーブルで(冠水の中を歩いてきている友人を)待ちます。
お店は、いろんな雑誌で取りあげられているようで・・・
友人もようやくたどり着き、庭の見える畳の間にご案内。畳ですが、テーブル席なのでリラックスすることが出来ます。注文していたのは、佐賀の伝統料理のコース・・・(住んでいると、なかなかわざわざ食べませんしね・・・)
まず来たのは、ワラスボ~
別名エイリアンとも言われる、顔の怖いお魚です。佐賀のバルーンフェスタなんかでは、蒲焼きにしたものをザクザク切って売っているのですが、ここでは、かるーく味の付いた、さくさくとした歯触りのナイスな酒のつまみになって出てきます。ちょうど、ウナギの骨と同じような感じの出来。
でも、顔はやっぱりエイリアン・・・(怖くてピントがずれた・・・)
まさに、こんな感じです。(興味ある方は、ググって、写真探してみてください)
それから、左がいわゆるイソギンチャク。右が、メカジャ。機械じゃなくても、メカじゃ!
メカジャって、こんな貝なんですが・・・
緑色の貝殻(?)が、カメムシの羽に見えるのは僕だけ???まあ、この羽(じゃないって!)は外して、イソギンチャク共々、お酒に合いますね~
それから、
これまた有名な、ガンヅケ(多分、カニ漬け)。ガンヅケと僕は覚えているのですが、仲居さんの発音はちょっと違っていたような・・・いずれにしても、カニ(シオマネキ)をつぶして塩漬けにした珍味です。片方のはさみが大きくて、海水・餌を口に運ぶように動かすので、潮招き・・・と、仲居さんが実演してくれる・・・
で、ダダ~ン!出ました、むつごろう!
・・・いや、こっち。
真っ黒で何が何だか・・・どこを食べたらいいんだか・・・頭以外食べましたが、これは、話のネタに、って感じかなぁ~
そして、これまた名前が(この辺では)有名な、クッゾコ。舌平目。靴底のような見た目だからと思っていたのですが、口が底(下?)にあるから、と言う説もあるようです(仲居さん談)。
美味しいのですが、魚を食べるのが下手なのがばれるので・・・
さて、〆はおにぎり(友人は、途中からご飯を食べていましたが)。ご飯も美味しいし、海苔も・・・
夜も美味しい!
友人の職業柄、有明海沿岸の農業や漁業の話、彼が旅行した能登の(海の)豊かさ等の話、等など、いろんな話を聞かせてもらいながら、楽しいひとときを過ごしました。
そうそう、ビールのあと、彼は焼酎を、僕は日本酒を頂きましたが、(こんなお店に慣れないので)仲居さんが来てくれないと、自分でビールを取りに行くと言うわけにもいかず・・・たまに、ビールを探して(部屋にはありません)うろうろ・・・まあ、ゆっくり頂きました。
あけぼの旅館。お料理だけだと、二人からで、要予約。もちろん、宿泊も出来ます。
しかし、この時は「さすがに、もうやんだね」とタクシーで余裕で帰った我々ですが、翌日(土曜)昼から、また雨が激しくなり、彼は帰りのJRで幽閉され、僕は翼の折れたエンジェル状態で北九州まで運転して帰る羽目に・・・
豪雨バージョン・・じゃなくて、ストロングバージョン。(だいたい、スタートから25秒くらいの所ね)
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