たまたまと言えばたまたま、ギャンブルの話・・・というか、もともとは、あの紙屋さん(?)の話からそう言う展開になったのですが、まあ、何十億もかける金がある人はいいですよ(いや、よくないけど)。
ギャンブルで思い出すのは、沢木耕太郎の「深夜特急」のマカオ(まだ出発したばかりですね)のカジノの話。いいカモを見つけたら、カジノ側がどうやって金を巻き上げにかかるか・・・を、主人公が観察する場面ですね。まあ、カジノ(の胴元)って、そうに決まってるし、まあ、どんな世の中にも、さらに一枚上手、って人がいるのも確かだろうけど。
子どもの頃、良くギャンブルの(ルールの)本を読んでいました(オイ! いろんなエピソードも書かれていて、 印象的だったのは、こんな話。
船の上でポーカーをやっていたとき、手札が一枚風に吹かれて海に落ちちゃった。と、本人、ためらうまもなく船から海に飛び込んで、落ちた一枚を取ってくる。ようやく引き上げられた彼は、テーブルに戻り、大金を賭けて「さあ、続きを!」と。みんな降りて、彼はテーブルのすべての掛け金を手にしたんだけど、その彼の手に握りしめられていた、濡れた手札は・・・役無し!
その本の中には、ギャンブル必勝三原則、というのがあって、
1 技術面でのゆとり
2 金銭面でのゆとり
3 精神面でのゆとり
この三つが揃っていればギャンブルに勝てる(というか、揃ってないと勝てない)というものです。すると、まあ、紙屋さんがどんどんお金を巻き上げられたのも、宜なるかな、ですね。
ギャンブルに関する映画はいろいろあって、「シンシナティ・キッド」なんてのも面白いんだけど、おそらく最高峰は、古いけど「テキサスの五人の仲間」ですね。知る人しか知らないと思うけど。
解説・あらすじ テキサスの五人の仲間 – goo 映画
このサイトを探していくと、オチまで分かっちゃうのですが、映画を探してみてくださいね。
ギャンブルじゃないんだけど、コンゲームというか、(カモを)だます、という意味では、「ペーパー・ムーン」なんてのも面白い(これは、ギャンブルの映画ではありません)。
だます・だまされる、の映画と言えば、掛け値無しに「フェイク」。
オーソン・ウェルズを知らない今の多くの人は、多分、途中で見るのをやめてしまうのではないだろうか。だが、この映画は終わりまで観ないと絶対に損をする、というのが今日はじめてこれを観た私が伝えられる掛け値無しの真実である。
は、まさに、僕が解説してもこう書く、という解説というか評価というか、ですね。
今さら見る人がいるかどうか分かりませんが(僕は、映画館で見ました)、もし見るとしたら、真剣に、いろんな細かいところにも目を光らせながら見てくださいね。
(見る気は無いけど、どうしてもオチだけ知りたい、という人は、こちらを(笑))
オーソン・ウェルズのフェイク – goo 映画
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