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【海外】3度目のリスボンなのだ。:ファドと言ってもドレミファ・どーなっつ!ではないよ

リスボンの治安は、一般的にはいいとされていると思いますし、実際昼はもちろん夜も、歩いていて嫌だな、と思うような所はほとんど無いようです。もちろん、観光客が多い場所ですのでスリはいる(らしい)し、外国を訪れている観光客として基本的な注意は必要でしょうが。

多くの(日本人)観光客が宿泊するであろう、コメルシオ広場からロシオ広場に至るエリア(バイシャ・シアード)は、だいたい12時前に店じまいが始まり、ほとんど人がいなくなりますが、街灯はけっこうついていますが、およそ静かになってきます。

が…

カモンイス広場に繋がるバイロアルト(アルトは、高い、の意)と、バイシャ・シアードの東側のアルファマ地区(アル、がつくのはアラブの言葉由来)は、こんな時間からだんだんと盛り上がってきます。

前回は、このバイロアルトでビールを飲み続け、バー&クラブ(の小さいの)ホッピングをした結果、翌日…と言う話は置いておいて、今回はバイロアルトで大人の夜遊び…?!ファドを聴きに行って来ました。

ファドとは…

ファドは大衆的な場所から自然に生まれたもので、現地の人にとっては生活の一部ともいえる音楽です。演奏の仕方から、暗く悲しいものだと思われがちですが、実際は我が町を賛美したものや、うわさ話など明るく陽気なものが多く、皮肉を交えたようなファドも数多く存在します。

引用元:五感で楽しむ~ポルトガル音楽ファドを満喫 とっておきのヨーロッパ極上旅行ナビ

(このファドと少し毛色の違うコインブラファドというのもありますが、それはまた別の機会に)

由来は諸説あるようですが、いずれにしても、日本の演歌のような歌です。応援の援歌、楽しく盛り上がる歌もあれば、怨歌…いなくなった男のことを思い出す、みたいな歌もあって(…ポルトガル語わからないんですけど)、まさしく演歌です。

前回はアルファマでファドを聴いたのもあって、今回(というか、この日)はバイロアルトにふらっと行ってみました。

一応調べていったのですが、適当に歩いてるとFADOと書いたお店はたくさんあるので、雰囲気や料理を見て、これはと言うお店に飛び込んでも大丈夫でしょう。(初めてのリスボンでは、バイロアルトで適当に見つけたお店に入りました)

Restaurante BarAlto

本当は曜日も選んで遅くにA Tasca do Chico (タスカ・ド・シーコ)行きたかったのですが、時差というか体力の問題もあって、七時頃お出かけし、ふらっと見つけたお店に。(だいたい最初のショーがその頃始まるお店が多いようです)

まずはショーの前に腹ごしらえ…

またしてもタコのサラダ

どこのお店でもそうですが、パンやチーズ、この写真ではマメ料理と鱈が、突き出し的に出されますが、手をつけなければお金は不要です。説明もしてくれました。人数と、そしてお腹の減り具合次第ですね。

ラム、です。赤ワイン煮込みではなくて、揚げ炒めた感じ?

ワインは、またまたアレンテージョのもの。ハーフを頼んで、余りの滑らかさに、赤白頼んで結局一本飲んだ計算に…

お店の様子です。左の壁の中央辺りがステージ。ショーが始まる時間には満席に、そして入れない人も出てきたので、時間によほど余裕があるか、遅めのショーを楽しみたい場合以外は、早めにお店に入るのがいいかも。

お店によって、ミニマムオーダーがいくら、と決まってる場合や、逆に何時以降は飲み物だけでもオッケー、なんてのもあるようなので、可能ならシステムを確かめておいて、食事は別のところで取って遅めにもう一度来る、もありですね。(前回のバイロアルトは、そのパターン)

ステージです。ポルトガルギターとギター(ビオラ)。

暗くてわかりにくいですが(アコースティックというか、マイクもアンプも無しで、照明もないのが普通)、おばさんファディスタが歌ってます(首から上が写ってますね)この日は、おばさんファディスタ二人の交互のステージでした。

ちょっと、お二人とも絶叫タイプ?

アルファマでは、あまりなかったような気もしますが、バイロアルトのお店の多くでは、ファディスタ(歌い手)が、自分のCDを売りに来ます。文字通りの自主制作盤、みたいなのね。ジャケットも上手に作ってあるんですけど…今回はパスかな。

CDは、たまたま見つけたポルトガル音楽専門店で買い込みましたので、その話はまたいつか。

さて、ワインも回ってきたことだし、おとなしく部屋に戻りまーす。(というか、戻りましたー!)

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